NIELSEN堀内

砂の器のNIELSEN堀内のレビュー・感想・評価

砂の器(1974年製作の映画)
3.5
松本清張の代表作であり、此の映画は更に今作を特別なポジションに押し上げた名作でもあると感じました。原作は未読ですが、ミステリー要素以上に壮絶な人間ドラマを後半の演奏シーンに凝縮したのがとても素晴らしい。『宿命』には苦楽を共にした親子の強い絆と、引き裂かれた事で人生が変わったにも関わらず様々な想いをダイレクトに表現した楽曲。昭和の美しい日本の四季と、それとは対照的なハンセン病を患った人間への差別を映し出す残酷さ…。

丹羽哲郎氏や加藤剛氏の名演も光る傑作。
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