このレビューはネタバレを含みます
僅かな手掛かりを地道に集めて行き、最後には1人の人間の人生が露呈する過程に引き込まれる。
虐げられてきた人間を「救った」側が、「救われた」側に殺される、という構図が面白い。「正しい」干渉が相手にと…
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原作未読なので、その点は御容赦。
【和賀の動機、千代吉の嘘】
解説は野暮かもしれないが、親子が会おうとしなかった事に関して自分なりの解釈を書き記す。
結局最後は和賀も千代吉も、親子の再開は拒否する…
きっと彼はどんなに辛くても惨めでもお父さんと旅しているあの瞬間が一番幸せだったのだろう…。彼はあのお父さんと別れた後に一回人生を終了している。息子であった人生を。
常識人からすると、なぜ殺されなけ…
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原作のご都合展開がうまくカット&変更されており、無理のあるトンデモ殺人トリックも変えられて納得のいく話づくりになっていて良い意味で原作超えしている。
丹波哲郎演じる今西栄太郎刑事や今西刑事の相棒の若…
前半は割とフツー。
後半のオーケストラの演奏とお遍路と語りが一体となるシーンは圧巻。
終わり良ければ全て良し型。
「そうはならんやろ」みたいなご都合主義的なシーンが散見されたのは気にしないこと…
橋本忍特集の2本目。前半のある種凡庸な刑事サスペンスから、後半の犯人である和賀英良の犯行動機の説明を丹波哲郎演じる刑事が説明する場面からのハンセン病の父と、息子の裏日本を南下していく旅の様子と、今は…
>>続きを読む橋本プロダクション