このレビューはネタバレを含みます
松本清張のサスペンスを見たことがなかったので、午前十時の映画祭で鑑賞しました。
国鉄の操車場で起きた殺人事件を捜査する刑事たちと、殺人によって逃れられない宿命を背負ってしまう犯人の重厚な人間ドラマ…
仮説を立て実行し、実にならなければまた壊しはじめからやり直す。
タイトルの砂の器とはこういうことなのだろうか。
テーマが宿命ということで、切っても切れない親子の縁というのを自分も父親とはウマが合わ…
ハンセン病まで結びつける深みがあり、英良のピアノ等をバックとした終盤は見る者に訴えかけるものがあるが、この人はどうやってここまでの音楽の素養を身につけたのだろうとは思わざるをえない。丹羽哲郎と森田健…
>>続きを読む橋本プロダクション