ダニエル・シュミット監督長篇デビュー作。貴族とその従者の役割が逆転するとされるとある一夜を描く。
生気のなく無機質で、理路整然にして奇妙で、演劇的にして映画的と呼ぶしかない空間。ダニエル・シュミッ…
どこかの閣下かと見間違えるほど、人を蝋人形みたいに操るその男は、小暮ではなく若干30歳(当時)のシュミットでした。なんと、10000歳以上若いんですねこれが。
いや〜、これはニヤニヤがとまらんね笑…
【渋谷TSUTAYA VHS回収】
パッケージからただならぬオーラを感じた、ダニエル・シュミットの初監督作。
年に一夜だけの、召使と主人の立場が入れ替わる日を描いているらしい。
まず、OPが凄まじ…
ゾンビの宴会芸
年に1回たった一夜だけ、召使いが貴族と立場を交換するという触れ込みで、貴族の宴会芸を、貴族のコスプレをした召使いたちが楽しむというだけの映画。だけというか、「楽しい宴会」という振付…
だいぶウトウトしながら……。『ラ・パロマ』も微睡みながら見ていた。ベルタのふわーっとした撮影。降霊術的に円卓に坐ったお歴々を360度ショット→不意に上へティルトしてxyz軸のつながりが突然破られたよ…
>>続きを読むデュラスとリヴェットが渾然一体となったような世界観で、限りなく死に近い生の状態を延々と見せられることの喜びがずっとあった。しかし長編一作目の時点で色々と完成され過ぎていて可笑しい。タイトルバックの木…
>>続きを読むフィルムから異様なほどの神秘性みたいなものが滲み出ていて、何かの儀式に参加しているかのような緊張感があった。
基本的には長回しと人物のアップショットが繰り返されるという構成で、内容は劇中劇と歌が大部…