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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説のtomひでのレビュー・感想・評価

4.0
新年度、午前十時の映画祭の第二弾は「インディージョーンズ 魔宮の伝説」しかも4Kだったので久しぶりに観てみる事に。この作品を観るのは4回目。2024年現在では作品中の表現に色々問題ありと言われているが、個人的に最初に観たインディーシリーズがこの2作目だったので、シリーズで一番好きなのがこの2作目。

インディー達三人全員を魔宮に入り込ませるための上下圧縮の針部屋、巧い設定と仕掛けの面白さ、ケイト・キャブショーも魔宮に入らざるを得なくなる(笑)

中盤の魔術シーンは初見時から長いな〜と思っていたが、今回改めて観直して映画のクライマックスに向かうための必要な時間的バランスなんだなと思えた。そして我慢したあとのカタルシス(笑)トロッコ列車、水流、縄橋、畳みかけるクライマックスに満足する。レイダースの自己パロディまで入って、娯楽映画の王道展開。

トロッコシーンはミニチュア絡めてのVFXだが40年前にCG無しで作ったとは思えない高クオリティ。そしてここまで殆どのシーンでジョンウィリアムズの音楽が流れていたのに、このトロッコ発進で急に音楽が消えて、しばらく線路と車輪の軋む金属音と銃声、インディー達の声だけになる。この音の使い方がめちゃくちゃ巧い。

CGがない時代の昔のVFX、好きだな。
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