KO

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説のKOのレビュー・感想・評価

4.2
小学校の頃にTVで観て目を剝くぐらいキャーキャー騒ぎながら観た作品。ですが映画館で観たことなく午前十時の映画祭でようやく映画館で鑑賞できました。
当時と変わらず面白かった!映画に必要なものが詰まっていてそれぞれのシーンごとに起承転結があり、映画の作りとしても手練れだなと改めて感心しました。
オープニングのAnything Goesは往年のハリウッドミュージカルへのオマージュが素晴らしく楽しく、スピルバーグ監督は元々ミュージカルが好きだったんだなと後のウェストサイドストーリー制作にも納得。
ストーリーは夜の街中でのカーチェイス、飛行機墜落、洞窟で冒険、機械に巻き込まれファイト、トロッコでの逃亡、水で流される等など、今観ると定型化された展開が多いけど、それはこの映画でスピルバーグ監督がやったことで定型になったんだろうなと。
ただ、当時子供だった時には無邪気に笑えたけど今は悪趣味だったり不快な部分もいくつか。。既に指摘されてると思うけど、一番はインドのマハラジャでの食事シーン。実在する場所を設定しておいてあのゲテモノ料理は非現実的だしリスペクトがないなと思った。
逆に女性の扱いについては、ヒロインは確かに類型的な美人の知性がちょっと低い(からカワイイ)女性に描かれていたけど、これはストーリー展開を考えると許容範囲なのではと思った。インディのこと結構助けてあげてるし。女性性の表現て難しいですよね。。。
と色々あるにせよ、悪ノリ感も含めてとにかく映画全体のエネルギーが半端なく高くて、高揚するし観た後の満足感もとても高い、これぞエンタテイメントな映画でした。
インディのキャラクターが一番チャラいのも、これを経てのちの考古学者としての矜持を持つインディになったのねということで納得しました。素直に面白かった!
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