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怪獣王ゴジラのtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

のっけから子供の被ばく線量を計測し医者が肩をおとしている。生き残りの新聞記者の回想形式ですすむ。その記者は芹沢と懇意。ということはうすうすオキシジェンデストロイヤーをかぎつけている。そしてゴジラは光跡ばかりでなかなか姿をみせない。こうなるといやがおうにもクトゥルー感がたかまる。そう怪獣映画というよりモロ50年代60年代sfホラー。しかしだからこそのその暗黒度切迫感。今日の眼だと東日本大震災福島原発コロナをかさねあわさざるをえず日本版以上になにかせまってくるものがある。オキシジェンデストロイヤーという黙示録的終末テクノロジーが今日の西欧先進国ウイルス遺伝子生命工学と符合しすぎてしまうのだ。
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