センカン

怪獣王ゴジラのセンカンのレビュー・感想・評価

怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)
3.3
この人ずっとタバコスパスパしよる

こんな映画あったんすね。初めて知りました。初代ゴジラのストーリーを外国人記者の目線で描いた作品。淡々と語られる分原作の恐怖感は薄れるものの、ゴジラと奮闘する日本人達の記録映画って形としては楽しめる内容になっていたと感じます。
ただ原作を観た上での別視点として観たので、海外の人達がこれを一つの作品として見るって考えると非常に勿体無い気はしますが…

映像のほとんどは原作の流用、人間ドラマは記者の存在が著しく消える部分もありコレ何観てたっけって時もあります笑。そうでなくても芹沢博士達の物語をタバコスパスパしながら観てるオジサンって絵面は中々笑えます。
いっそ諸々の事情を知らない記者目線での話に特化した方が良かったのでは…
特撮パートも同様で、逆に言えば変なアレンジはしないって意味では潔い。

キングオブモンスターズってここから来てるのかって思うと感慨深い🤭
個人的には好きな手法の作品なので、もう少しお金かけて本腰入れて作ってくれるなら大歓迎って感じです。

点数内訳
世界観:4.0
ストーリー:3.0
キャラ:3.5
音:3.0
映像:3.0
スコア:3.3
センカン

センカン