カルダモン

スペースボールのカルダモンのレビュー・感想・評価

スペースボール(1987年製作の映画)
4.2
SFパロディの名作(私的)。小学生の頃、父親が借りてきた字幕版のVHSで観たのが最初。当時スターウォーズは観ていたのでSWネタはわかったのだけど猿の惑星は後追いだった。今にして思えば猿の惑星のネタバレ部分に触れたのはこの映画が最初だった。もちろんそれがネタバレだという認識もないのだが。

しょうもないギャグネタ。当時はリックモラニスが好きで大笑いしながら見ていたけど、いま見直してみると口角が少し上がるくらいで、なんともつまらない大人になったしまったのだなと寂しい気持ちにもなる。それでもゲラゲラ笑ってた思い出が蘇ってくるのでくだらないけど私にとっては味わい深い映画。

登場人物たちがどれも絶妙な田舎っぽさがあって疲れないところがいい。監督メル・ブルックス本人もヨーダのパクリみたいなキャラと悪の親玉みたいな二役をノリノリで演じてる。『ピザ・ザ・ハット』というジャバ・ザ・ハットとピザハットを合わせた脇役キャラの造形が最高で一見の価値あり。あ、それからエイリアンのパロディシーンでジョンハートが出演してます。食事中にエイリアンに腹を食い破られたケイン役をもう一度演じるという懐の深さに感動!「またかよ」という台詞と共に果てる姿が最高なので是非👍


メルブルックスってまだご存命だったんですね!すご!97歳!