甲冑

ワン・プラス・ワンの甲冑のレビュー・感想・評価

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)
4.0
改めて観たけどストーンズはどう捉えていいものなのだろうか。エルドリッジ・クリーヴァーの生々しい「氷の上の魂」のテキスト(図書館で借りたけど面白い)と武装黒人を交差させるだけでなく「白人は黒人音楽から盗み、都会の音楽は商業主義に堕落した芸術」とリロイ・ジョーンズまで朗読している訳で。当初予定されていたビートルズとの交渉でジョン・レノンとめっちゃ揉めたとヴィアゼムスキーも書いてたしその辺を扱った書評ってどこかにあるんでしょうか。そのレノンはブラックパンサー党に資金提供していたとか。そういう事とは別にラインじゃないマイク録りのラフさが良い。イヴ・デモクラシーにもマイクが向けられるし何かとマイクの映画でもある。エンディングも実にらしい。
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