9.11についてというより、息子の成長劇でもあるし、色んな人の愛に触れたストーリーだった。
最初の冒頭のシーンから涙。思い出した。
学生のとき、何人かいた小さいpcルームで何を思ったのか放課後に9.11についてひとり調べていて、衝撃的だったのが黒い煙がモクモクのなか高いビルから飛び降りる多くの人たち。驚きを隠せなかった。色んな感情がこみあげた。涙を堪えるのに必死だっけど、胸痛すぎて周りの人たちにバレないようにもう涙してしまっていたのを、今でも忘れられない。
これって本当に現実に起きたことなの?って時が止まった感覚に陥ったほど衝撃的だった。
まず、お父さんが素敵なお父さんってこと。息子とコミュニケーションをたくさん取ってて、色んなことを諭しながら一緒に色々とやる!っての。矛盾ゲームいいね。
お母さんはやっぱりお母さんでいつもちゃんとみてるのね。素敵なパパママやん?
おばあちゃんは、9.11の日にベッドの下にいるオスカーに、一緒にいる?どうする?って本人にちゃんと選択肢を与えてあげるのね。それでも、大丈夫!と本人は言うのだけど、おばあちゃんは何度も聞いてあげるの。愛だね
みんなちゃんと、オスカーをみてる。
オスカーは誰よりも勇敢で自分を持ってて、愛や思いやりがある優しい子だなって思った。
小さいカラダなのに、愛する者のために悲しませないようにだとか色んなものをひとり抱えていて、パパの残した謎だったりを突き止めるぞっていう最後まで強い信念でズカズカと前に進んでいくオスカーがすごかった。そのなかでも、たくさんの人と触れていって成長していく姿が眩しかった。
オスカーが変わっているからとかじゃなく、自分が〇〇をやっている間に、お父さんはその間ここにいただとか、お父さんが死ぬ間際の時間ってのを逆算して自分の行動を秒数まで検めていて、それぐらい必死に空想でしかないけどお父さんの最期を導こうとってのが強調されているのも含めリアルで、私には響いた。
誰にも言えず自分だけ抱えていたものが溢れすぎていて、お父さんの代わりに話せる人と出逢えてよかったと思うし、何よりオスカーはもう結構はやめからタンバリンなしでも歩ける子だなって思ってたよ。
あーずっと涙が大洪水。今日は爆睡。
悲しいけど、心もあったまったよ。
突き進め、オスカー!