ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのなつのネタバレレビュー・内容・結末

多分、オスカーはお父さんが生きていた頃から自分が人とは何となく違うことを理解していて、お父さんが自分に課題を出してくれることも「普通に近付くための道」みたいに感じていたんだろうなと思った。
でもお父さんが、お父さんに限らずお母さんもおばあちゃんおじいちゃんも、みんながオスカーに言いたくて、オスカー自身も言って欲しかったのは、「普通かどうかじゃなくて、オスカーそのものがいい」ってことだったんだな〜と思った。
お父さんと一緒にそのことを理解していくはずだったのに、お父さんを喪い、その理由もわからず、そして後悔がずっと胸につかえていた。だけどその答えに一人で辿り着いた。
なんだかうまく言えない部分も多いし、わかりやすいストーリーではない気がするけど、自分はかなり胸に響いた。