AKANE

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのAKANEのレビュー・感想・評価

4.0
だいすきだった父親を9.11アメリカ同時多発テロ事件で亡くした11才のアスペルガー症候群である少年オスカーが、父親の遺品のなかからみつけた鍵の謎を探るために奔走する姿と、それを陰で見守る母を描いた映画。テロ系映画は好きだけど大人ではなく子供目線、しかも障害がある…となるとかなり重そうで避けていたけどやっとみれました。母サンドラ・ブロック父トム・ハンクスは豪華すぎる…しかも大事な役である間借り人は今は亡きマックス・フォン・シドー、過去に演じたエクソシストのメリン神父やGOTの三つ目の鴉に負けず劣らず今作もとてもいい役です。亡き父・トーマス(トム・ハンクス)はアスペルガー症候群で人とコミュニケーションをとることを苦手としていたオスカーに人と関わる経験させようといっしょに「調査探検」という遊びをやらせていました。それを父親を亡くしたあとも1人で活かそうと深い悲しみを抱えながら奮闘、葛藤する姿に心動かされます。

オスカー役のトーマス・ホーンくんは、東日本大震災の映像を見て、強いショックを受けたとインタビューでも語っています。海外の批評家たちからも「感受性が鋭く、深い感情表現が見られる」と高く評価している演技をぜひみてください。テレビのクイズ番組に出演した際(賞金約430万獲得😳😳😳)スカウトされオーデションを勝ち抜き、この役で映像作品初出演とはとてもおもえないです…これ以降、他の作品にはまったくでていないところをみると、この作品の貴重さが高まる(ㅠ.ㅠ)もっと彼の演技をみたかった…
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