このレビューはネタバレを含みます
留守電が実は6回入っていた事、主人公を駆り立てる罪の意識など、物語中盤から明かされる新事実の作り込みがよくできていると感じた。
太陽が爆発した事に気付くのは8秒後、など小ネタを上手く本編に絡ませるのがとてもうまい。
どのキャラクターも棄てキャラではなく、きちんと主人公を成長させる存在となっている。ネタバラシもわざとらしくなく、感動を誘う。
父親が死んだという事実を受け入れ切れないまま、彼が何か自分に残しているんじゃないか、と探し回る姿は心が痛んだ。
「何もないよりかは、失望した方がマシ」