小寅子

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いの小寅子のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

理不尽に愛する人を奪われた時
どうやって人はそれを受け止めるんだろう…

本当に恥ずかしい事にこの映画を見るまで9.11で飛行機がビルに突っ込んでから建物が崩れるまでその中で救出されると思って待っていた方々がいたことすらちゃんと理解してなかったんですけどそうですよね…即死だった方々もいるけど時間差があった方もいたんですよね。どんなに怖くて辛かったんでしょう…
本当に言葉にすると軽くなってしまうけどテロとか理不尽な死は本当に許せない…辛い

んでもってそりゃ取れないよ電話
私はもういい歳した大人だけど取れないよそんな電話…なんなら電話線もテレビも切っちゃうよ…タイトルえぐいて〜😭
だから大丈夫じゃないけど大丈夫だよ自分を責めないでくれ…
しかもなんならお父さんは分かってますよね主人公が取れないけどそこにいるの
それも含めて父親は主人公を愛してたしあの電話取れなかったこと絶対お父さんは責めないんだよなぁ

中盤からもうボロ泣きだったんですけど、お母さんが先回りしてたの…ほんと母って偉大すぎませんか…
それを知って反発してた主人公がようやく素直に母と父を悼むのももう…泣いてまうやろて

鍵が主人公の為のものじゃないという展開も個人的にはとても好きでした

てか全体的に主人公を演じた子役の子すごすぎませんか
どうやったらあんななりきれるんだろう…若いのに、なんてありがちなことを思ったり

最後がブランコで締まるのもめちゃくちゃ良かった…ブランコって怖いけど乗りこなせば気持ちいいもんね…成長って言っていいかわからないですけどそういうのを綺麗に表現してるなと思いました
小寅子

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