Avayette25

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのAvayette25のネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

アスペなのは分かるが
映画としては性格として
衝動性がやはり目に付いてしまう。

大事かもしれない花瓶を割ってしまう
人の家のチャイム鳴らし過ぎ
ロッカーを雑に開けて回ったり
中の物をほっぽり出したり
おじいさんのメモを投げ捨てたり
色々物に当たる。
暴言も凄い。

あのビルに居たのがママなら良かったと
口を衝くのも残念。

留守電を母に聞かせてないのも
あまり共感出来なかった。

母も母で
彼がこの事に夢中になってるとはいえ
学校休むのを実質放っているのもなんか
自由にさせ過ぎではと感じてしまう。
アスペとはいえ
自分のやりたいようにさせ過ぎるのは
ただ我儘坊主になっていくのを
助長するだけなのではと。

そもそも
初めから新聞広げて
電話番号に電話していれば
すぐ終わった話なのでは..
視野の狭さ。

それもアスペ衝動性の為では
あるのかもしれないが。

兎角どこまでが
アスペ症状として仕方なく許容し
どこからが叱るべき
改善出来る性格のラインなのか
把握が難しい。
だからこそ自他苦しい病気なのかもしれないが。

出会う住人達との深いエピソード交流もなく
話の深みは薄かった。

貸金庫の人との関係でも、
もう少し暖かいやり取りが欲しかった。
やり方は兎も角、
彼なりに頑張り尽力し
この場所まで辿り着いたのだから
そこを推察して
もっと感謝や何かしらの報酬が
あってよかったのではと。

割と山場である筈の
母親が先回りしていたことが提示されても
そこまで感動には繋がらなかった。
サラッとしていた。
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