Mayu

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのMayuのレビュー・感想・評価

3.5
アスペルガー症候群の少年が9.11で父を亡くし父が残した謎の鍵とキーワードを頼りに、その鍵が持つ意味を探すストーリー。

アスペルガーの子供は環境の変化にとても敏感な様子を劇中にも見て取れたし、全ての物事を
ものすごくうるさくてありえないほど近い
というように感じながらも頑張って父親の残した鍵の意味を探し続ける姿に応援したくなる気持ちで見てました。

なかなか探し物が見つからなくて、ヤリキレナイ思いを母親に理不尽にぶつけるけども、それよりも深い母親の愛情に感動。

こういう病気を持った子供たち。自分は普通とは違うという劣等感を持つことで余計に症状が強くなると思うけど、他の子よりも優れた能力がある。それをうまく活用して活躍することができれば、そしてそれを認めてくれる誰かが側にいて無償の愛を捧げてくれる人がいれば、可能性を広げていけると感じました。
冒頭でできなかったブランコを一人でも、笑顔で、空高く漕いでいるオスカーのようにね。
Mayu

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