あの日を境に世界は変わってしまった。
全てがまるで映画を観ているかのようだった。
どうだすごいだろ、この映像。。。
あのタワーが無くなるんだぜ。
こんなこと現実なわけがない。
ちがう。 。
まさに現実だった。
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現実を受け入れられず、父の姿を、存在を探すことで、あの日自分が触れられなかったものを取り戻そうとしたオスカー。
その姿を追うのは、ずっと平常心ではいられなかった。
描かない。
だからこそ伝わる恐怖。
出てこない。
だからこそ感じる存在。
どちらも強く受けとめてしまい、オスカーが話すたび、もうやめてくれと願う自分がいた。
STOP!NO MORE! 本当に…もう…。
でもね。
オスカーの鍵穴が見つかってよかった。
違う鍵で開くことができたから。
一歩踏み出す勇気が見つかったから。
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真下から見上げた2つの塔はどこまでも続いているかのようだった。
自分がとてもちっぽけに感じるくらい。
そのてっぺんからは世界中のどこまでもが全て見渡せるようだった。
あの景色は決して忘れない。
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【2021.9.11追記】
あれから20年。
コロナも収まらず。
アフガンは争乱状態。
世界は混迷している状況。
世界にいつも通りが戻りますように。
人々が笑顔を絶やさない世の中でありますように。