囁きのwhisper

サバスの囁きのwhisperのレビュー・感想・評価

サバス(1988年製作の映画)
3.5
【渋谷TSUTAYA VHS回収】
2020年のベスト映画「ルクス・エテルナ」の中で言及されている映画が恐らくこれだろうということで、前々から観たかった作品。

何といってもベアトリス・ダルの魔性の魅力が炸裂しており、魅了されていく過程、そして彼女の語る1630年生まれという信じがたい出自が本当なのではないかと思わせてしまう説得力がある。
中盤、目の前の妻を忘れてマッダレーナに目を奪われるショットのピント表現が凄い。

全体としては抽象的でフワッとした印象の映画だが、儀式の中での火から水への移行、夜の闇の青と火炙りの炎の赤の対比などは印象的。

にしても、突然画面をグルグル回り出すベアトリス・ダルには流石にギョッとした。
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