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千利休 本覺坊遺文のseapony3000のレビュー・感想・評価

千利休 本覺坊遺文(1989年製作の映画)
4.0
奥田瑛二が利休かと思ったら利休は三船なのね。本覚坊ってこんな顔なのって思わず画像検索したくなる奥田瑛二のへのへのもへじな表情。利休大好き錦之助が奥田瑛二に何度もねだる利休バナ。思い出バナに差し込まれる自分と霊界から舞い降りてくる利休との対話のファンタジーがごちゃ混ぜになっても瀕死の錦之助はまだまだ利休バナをねだる。三船より主役になってる錦ちゃん。そんな臨終の寝室にくるセリフなしの医者がコラおじさんだったのほんと勘弁して笑わせないでー。死の床で利休のパーティに参加してエア茶。切腹の三船とともにエア切腹。私が仕えるのは家康様じゃとかなんとかうわ言はじまって、隣には前田利家様で…って合いの手入れてあげる優しい本覚坊。なんだか「柳生一族の陰謀」みたいになってる錦兄。錦兄に気を取られて忘れそうになるけど太閤秀吉は芦田伸介。太閤を迎える茶室の床間には青竹に十字架みたいに短刀をブッ刺してロザリオみたいな実のついた草花をあしらう心意気。加藤剛も絶好調に美しかったス。
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