Kazu

この空の花 長岡花火物語のKazuのレビュー・感想・評価

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)
3.9
長岡花火に込められた戦争の空襲、地震の被災者への追悼の地元の方々の思いを描いた映画。大林監督の丹念な取材にもとづいた内容で、ドキュメンタリー的な内容を映画に昇華させている。3年ぶりに今年長岡の花火が復活したみたいで、山本五十六記念館などと合わせて、来年花火を観に現地に行ってみたくなった。

「明るすぎる夜は心を壊す。暗いから花火は明るく見える。花火をすぐ消えてしまうけれど、花火の後、人々の心に火が灯る。」

自分の地元で三尺玉も上がる有名な花火大会が2007年まであったけど、大きな花火の華やかさと、儚さは桜に似て日本人の心の琴線に触れるものがある。戦争や災害の追悼のためにあげる花火は、心に響くものがある。
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