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アントニオ・ダス・モルテスのimaponのレビュー・感想・評価

3.9
このカオスは凄い。一度見ただけでお腹一杯なんだが、消化しきれないので繰り返し何度でも観たい。

アタシ アサヒノ ネバネバヨ
コーチョーシエーン(独自ヒアリング)

民衆のブラジルリズム(サンバっほい)でリフされる歌だけでも強烈な上、終始かかる劇伴のバラエティさが凄い。逆回しの前衛からフリージャズビアノ、スキャットかと思えば突然ブラジルPOPに、ブラジル・フォーク。

ドラゴン退治の神話が元なんだそうな。
一匹狼的殺し屋アントニオと聖女。
盲目地主の妻ラウラの悪女ぷり。間男していて、男に亭主を殺して財産せしめ遠くへ逃げたいんだが、煮え切らない男をついにメッタ刺し、なぜかその死体の上で、今度は先生と呼ばれるインテリ流れ者と熱き抱擁接吻。地主の皆殺し命を報せに来た男が止めに入るが、もうお構い無しにくんずほずれつ。一体何なの?
最後は地主側の刺客マタ・バカ一味とアントニオの壮絶な撃ち合いの末、地主とともに絶命したラウラの死体を先生が抱き上げ接吻。

痴れギャグとしては進展しないビリヤードのとこ、好き。
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