Ryan

フックのRyanのレビュー・感想・評価

フック(1991年製作の映画)
3.1
もしもピーターパンがオジサンになったら?



ストーリー
40才になるピーター・バニングは、猛烈仕事人間で妻や子供達からは総スカン。そんな一家が妻の祖母ウェンディの所に里帰りした晩、子供達が何者かに誘拐されてしまう。途方に暮れていた彼の前に突然、ティンカーベルが現れた


主演 ロビンウィリアムズ
監督 スティーヴンスピルバーグ


ピーターパン大好きスピルバーグ作品にしてオマージュや家族愛に溢れながら死の恐怖と冒険心を煽るとても面白い作品だった。
世界観の作り込みが凄まじくこれが実写化の正しい形なのだと実感。
やはりスピルバーグは凄すぎる。
ちょっとしたシーンなどで、我々が思いもつかないような大胆な演出をしてくるが、これがスピルバーグの考えていた世界観であり、それを共有してもらえて嬉しくなる。

こんな形のピーターパンがあっても良いじゃないかと言わんばかりの力作だったな。
大人と子供の狭間でもなく様も実に愉快で、ロビンウィリアムズの演技力の幅。
ダスティンホフマンか!と思わず驚き。
他にマギースミスやジュリアロバーツの出演にビックリ!
ウェンディの若かりし頃を演じてるのは多分グウィネスパウトローですよね?3秒ぐらいしか映らないけどきっとそうだと思う。

この世界観は好きだし逆に怖くすら感じるか、視点を変えれば大人の子供返りみたいな気もしてゲンナリするシーンも。
まぁ、子供向け映画だなと言った印象だ。

ピーターパンの新作実写化も製作中なのでそれを楽しみに待ちたいと思う。
Ryan

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