ま

フックのまのレビュー・感想・評価

フック(1991年製作の映画)
3.6
タイトル「ピーターパン」じゃないのか?と思ったけどフック船長がピーターパンに復讐するからフックらしい。

ディズニーでもお馴染みの"ピーターパン"の話をちょっと違った視点でみせるファンタジー映画。監督は"神様"スピルバーグ。

まず設定が面白い。

かつてネバーランドでフック船長を倒したピーターパン。やがて大人になり40年の月日が流れ…自分がピーターパンであったことも忘れ家族と一緒に普通に生活していたのだが、ある日彼の子供二人がフック船長にさらわれてしまう。

ティンカーベルに呼び戻され再びネバーランドを訪れるピーターパン。フック船長を倒し子供を救う事が出来るのか!という話。

ピーターパンはすっかり"良いオッサン"になっていて、デブ、オヤジ、腰抜け等酷い言われ様。かつての力を取り戻すため子供達や妖精と修行に明け暮れるオジサンがコミカル。

そんな役を演じるのはみんな大好きロビン・ウィリアムス。
ライバル、フック船長はダスティン・ホフマン、ティンカーベルをジュリア・ロバーツが演じるという豪華過ぎる布陣。

俳優に負けないくらい舞台も壮大でファンタジー。あの世界を徹底的に再現しちゃうところはさすがスピルバーグ監督でした。おまけに家族愛もコメディも盛り込んできちゃうところも絶妙。

夢と希望の冒険ファンタジー!とか苦手な部類なんだけどこれは純粋に面白かった。オジサンピーターパンという設定が最高でした。
ま