このレビューはネタバレを含みます
スピルバーグ作品。
うーん、正直、あんまり面白くないかな!スピルバーグにしては珍しい。
初鑑賞時、酒が入っていることもあってかどうも眠たくなってしまいました。
ルフィオ登場時に、これは「ピーターパン」を観てないと分からないキャラだろうと思い、まずはピーターパンを観ようと一度撤退。
鑑賞後、戻ってきたのですが…。元ネタにルフィオいないじゃん!まぁ、ウェンディとか、基礎のキャラは把握できたので良いのですが…。
この映画、割と大事な展開の必然性が感じられないんですよね。ティンクの失恋シーン、一度期待させる必要あったか?(家族の幸せを思い出して覚醒した直後に、子供の存在を忘れているのも変)ルフィオ殺す必要あったか?(もっと偲んでやれよ!ロストボーイズもノーリアクションなの何で?)
シーンの意味に連続性がないから、描写が軽く感じて心に残りません。
結局、何を伝えたいのか?
たぶん、誰しもが抱く「子供でいたい。大人になりたくない」気持ちと、「家族を築く素晴らしさ」の対比を描いたのだと思うのですが…。それにしたって、なんか軽いんだよなぁ。
(食事シーンのファンタジー感と、童心にかえって楽しむ感じは好き)
あと、時代的に仕方ないのだと思いますが、CGの合成感が凄い。かなりチャチな絵に見える所がいくつかありました。
逆に言えば、手作りギミックで演出している箇所も多く、そこはディズニーランドを思わせて楽しくはあったのですが…。
初鑑賞時の眠たさは、僕の知識不足というよりは、やっぱり本作の退屈さに由来していると思います。
これ、興行的にはどうだったんだ?映画うまおでも、こういう時期もあったんだなぁ。