のすけ

Laundry ランドリーののすけのレビュー・感想・評価

Laundry ランドリー(2001年製作の映画)
4.0
良き。
22年前の窪塚洋介と小雪、いい〜。
そして内藤剛志、いい役演じてます。

発達障害。お婆ちゃんからの指示で最近増えたコインランドリーの洗濯物盗難の見張りの仕事をするテル(窪塚洋介)と、恋人に裏切られ絶望し窃盗症の水絵(小雪)。二人の愛の物語。

時折出てくるガスタンクは、ありふれた街並みや日常に溶け込んだ「異物」であって、ガスを溜め込み膨らんでいつか爆発すると思っていた二人はその「異物」そのものなんだろう。

裏切られ人を信じられなくなった水絵が純粋すぎるテルに身を寄せるのは必然かもしれない。そしてそんな水絵にテルが惹かれるのも必然だったのかもしれない。
しかしテルの純粋さが立ち直ったはずの水絵を事件に巻き込み、そこからまた救うのもテルの純粋さだった‥皮肉な運命に奔狼されながらも自分を諦めなかった水絵。最後に目にした光景は‥
ベタかもしれないけどいいラストだった。

印象に残った言葉
「お前ら、一人だと全然駄目だけど、二人ならできる」
「履歴書は嘘でも、写真(表情)は本物だ」
「あまり喋らない人は、心の中でたくさん喋ってるの」

あのガスタンクが二人を象徴しているのだとしたら、、、、あそこで飛ぶからいいんだきっと、、、このラストは。