すいかのたね

エミリー・ローズのすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

悪魔祓いに失敗した神父をめぐる裁判のお話…いや普通のホラーかなと思って見たのですがかなり裁判のシーンが多く、そこは思ってたのと違ったなとなりましたが、それでも全体的には面白く中々良かったかなと思いました。

しかしどうしても引っかかるのが悪魔の存在とその最終的な対処の仕方…エミリーの中にいた6体の悪魔って、えらく高位な存在というか強そうな悪魔が羅列されてると思うのですが…そいつらは放っておくしかないのか?

エミリーの話で悪魔が表ざたになることで悪魔を認識、更に神の存在を認識するから、信心深ければ救いはあるため、一応の対抗はできるという着地だったように思いましたが…どうなんだろ?他の方も突っ込まれてますが神様側としてはそれでいいのか?神も悪魔も人の力の及ぶ領域ではないからしょうがないのかな?

特にエミリーに対しては肉体を捨てるか、苦しみ続けるかしか選択がないって結構過酷ですな…最終的に魂は救われるとしても…。

なんかどうしてもモヤモヤしましたが、実話をもとに作成されていますし、破ァー!とかいって悪魔を駆逐されても困るのでしょうが、どうも勧善懲悪的要素が欲しいなと思ってしまうタイプなので、まあ無難な作品だったなと思ってしまったのが感想です。
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