第22回アカデミー賞作品ながら、内容が、米国政治の腐敗を描いた内容であったため、1949年制作にもかかわらずGHQの検閲もあり日本での公開はようやく1979年でした。
ある地方都市の小役人ウィリ…
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第22回アカデミー賞受賞作品。
民衆のために立ち上がろうと、高い志を持って立候補したウイリー・スタークだったが、州知事選挙を買収してその座に着くと、金と権力に物を言わせる腐った政治家へと成り下がって…
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大筋は汚職をなくそうとしたものの本人もそうなっていくという話。でも選挙段階ですでに買収を始めてたから知事になってああなることに驚きがなかった。「勝ち方がわかった」のはあいつらの真似をすることだったわ…
>>続きを読むあえて75年前の作品を観た。「アダムの死を僕等の人生で意味のあるものにするんだよ」とジャックは言った。"善が悪から生まれるもの"ではないように、そして"善か悪かを決めるのは誰であるか"を考えていかな…
>>続きを読む本日の巣ごもり鑑賞。
政治と行政の不正と腐敗と不合理を厳しく追求して、3度目の挑戦で州知事に当選した男、やがて自らも不正と腐敗、不合理、暗殺、不倫と、限りなく堕ちていく。
堕ちていく男をある時は慕い…
「権力は腐敗する。」政治の基本定理を論理的に物語化する。不正を暴き民衆に支持された男が、知事になり権力を手に入れると、自分の名前を冠した道路、学校、病院を建設し、贈収賄、買収、献金、裏金、私欲に浸る…
>>続きを読む腐敗した権力を打倒するも結局は自らが権力に溺れ命を落とす男、という普遍的なテーマを描く本作、吹替版が余りにも素晴らしく、信じられないくらい耳心地が良い(特に演説のシーン)ので結局4回ほど聴いてしまい…
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