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悲しみは女だけにのlingmudayanのレビュー・感想・評価

悲しみは女だけに(1958年製作の映画)
3.0
冒頭から続々と家族が集まり、一段落着いたところで遅れて道子がやって来る。この沈鬱とした道子がいることで、何が起こるのだろうという期待感をもって眺めることができる。道子と政夫が昔話をしているとどんどん暗くなっていき、そのどんよりとした緊張感が2階の乱痴気騒ぎで破られるシーンが良かった。戦後に個人主義化していき家が壊れていく様子を、家の事情で米国に追放された者の目から描こうということなのだろうか。豪華キャスト陣による広島弁は珍しく感じたが、よく聞き取れなかったところもしばしば。
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