びじゅぼん

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラのびじゅぼんのレビュー・感想・評価

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書物の王国『怪獣』で触れられていて興味あったので。
半世紀前の特撮なので若干厳しいと感じるところもあるが(サンダとガイラの着ぐるみ感、光線の合成)、冒頭の大蛸の造形や質感、自衛隊や建物のミニチュアや背景合成はよく出来ていて見ていて楽しい。
ガイラが出てきてすぐ「例の逃げ出したフランケンシュタインか?」てなるからたぶん前作があるんだろうけれど、勿体ぶらないスピード感がおもしろい。サンダもガイラも怪獣的なもっさりアクションじゃなくてけっこう素早いのも好き。海に逃げ込むガイラが完全に海開きのときの小学生なのも好き。
ガイラの全長はシーンごとに異なると思うんだけど、人間を食うことを前提にした顔と手の大きさなのがよい。海面覗くと船の真下にガイラの顔があるカットは強烈。直接的な人間食べる描写も見たかった。
あと肉片から再生して増える(かもしれない)て設定は戦闘シーンを盛り上げてるし、『パトレイバー』の廃棄物13号の同種の設定はオマージュやろか。
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