nori007

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラのnori007のレビュー・感想・評価

3.5
初めて見ました。
今見ると真っ先に「進撃の巨人」を思わせるのだけど調べてみるとやはり作者である諫山創さんは遠い昔に見た今作の影響を語っていました。
当時、怪獣映画が子供向けにシフトしていった中で今作では子供目線を無視したかなり怖い作風、それこそがこの作品の魅力ではないでしょうか。フランケンシュタインということになっているけれど、ゾンビと言ってもいいかもしれない。それだけ様々な先見性がかいま見れます。

ストーリーは正直あまり良くはなかったけれど、特撮はとても緻密でとても素晴らしいです。特に自衛隊の活躍も多く、メーサー殺獣光線車はとてもいい。

主演を演じたラス・タンブリンは、撮影当時かなり日本人を見下していたとのことだが、数十年後にアメリカでもカルト的人気を博してることに喜び賞賛したという。そのエピソードだけでも今作の意義は大きいではないか。
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