いわやん

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラのいわやんのレビュー・感想・評価

4.5
東宝が、海外戦略で外国キャストと海外のモンスターにピックアップした作品のひとつ。

前作からの続編扱いですが、若干ストーリーに相違点が。

フランケンシュタインを、不滅の生命体と定義して細胞単位で生命活動出来る設定に。
前作は心臓単体から巨大な怪物に。
この作品ではフランケンシュタインの細胞が海に流れて、そこで成長して新たな怪物が。

この頃、「ゴジラ」作品が段々と子供向けに内容が変貌していき、この作品は純粋な大人向けの特撮怪獣作品ですが、人間変身シリーズの番外編とも思われます。

その為か、悪役のガイラは容姿はヒューマノイドタイプのスタイルで、人間を「食べる」と言う恐すぎる特徴を持っていて、しかも暗い所で暗躍する、まさに子供が恐れる感じで。

作品内の描写が、ホラーテイスト満載で船の下の海に潜むガイラは、どきっとする程でした。

で、もうひとつの今作の主役「メーサー殺人光線」(あえて作品内で「殺人光線」と言ってるので)の活躍は格好良かったです。

前年のゴジラ作品の「怪獣大戦争」のAサイクル光線車からの進化版で。
東宝兵器の伝統のパラボラタイプの中で一番人気であり、この作品以降に色々な作品にゲスト出演してます。
このデビューでは、もう少しのところまでガイラを追い込む強さと、それに森の中を逃げるガイラに光線を照射しますが、ガイラの手前の「木」も絶妙のタイミングで光線により弾け飛ぶ「芸」の細かさ。

いかんいかん、特撮好きなので文章が長くなりすぎました(笑)

スコアが高いのは、私の私的な見解なので御容赦お願いします。
いわやん

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