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男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎のmajimakiraのレビュー・感想・評価

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第33作。

フーテンの風子とフーテンの寅。互いに共感し、思い遣り合いながらも、寅の「親心」が風子の若さを刺激し、二人の切ないすれ違いへ。
やがて居場所を見つける風子と寅の、優しい再開に心温まる。

風子と寅のやりとり、また、久々に登場する元舎弟・登や、佐藤B作氏演じる不遇のサラリーマンにかけられる寅の言葉に投影される、自分らしさを求め、迷い、やがて希望を持って生きることの尊さと、山田洋次氏の優しいメッセージが伝わってくる作品。
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