こぅ

夜の看護婦のこぅのレビュー・感想・評価

夜の看護婦(1931年製作の映画)
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ウィリアム・A・ウェルマン監督による、【ナースのお仕事】の始祖的な⁈新人ナースの【クライム・コメディ】。


ある富豪の家の担当になった夜間看護師、ローラ・ハート(バーバラ・スタンウィック)が、日々弱っていく2人の姉妹に異状を感じ…。


冒頭、
慌ただしい病院内のそれぞれの事情。
ローラは、面接に一旦落ちるも、名医ベル(チャールズ・ウィニンガー)との出会いで救われる。

指導者マロニー(ジョーン・ブロンデル)とコンビに。

金持ちの患者に恩を売れば未来が開けるとか、
開業医の妻になったら一生タダ働きとか、医療関係の恋愛/結婚事情が面白い。
2人は、
深夜0時の門限破った事がディロン(ヴェラ・ルイス)にバレて、夜勤1ヶ月の罰が下る。

ある時、
ローラは、腕を負傷した、酒の密売業者⁈モーティ(ベン・ライオン)の◯◯を警察には報告せずに治療した。

またある時、
ローラは、栄養失調/貧血症のリッチー姉妹の夜間看護師になる。
昼間は、マロニーが担当。
姉妹は入院時より病状が悪化していて、家政婦のマクスウェル(ブランシュ・フリデリシ)や運転手のニック(クラーク・ゲイブル)を怖がっていた。
そのニックから暴力を受けたと担当医に報告するが、聞き入れてはもらえず、信頼していたベル医師に相談するも、、
担当医がベルからレンジャーに変わったのにも何か裏がありそうだ。
ローラは宥められて一先ず大人しくする事に。
娘が死にそうな時にバーで飲んだくれていたママ。
ベル先生も捕まらず、、そこへ、あの男が現れる。
家政婦がママらの悪事をカミングアウト。

前半の倫理無視したエピソードもしっかり効かせ、時には 正義 の為に 業務倫理 を破る(型破り)をしないと、という定番/痛快なメッセの後半。
悪漢ニックと張り合って屈しない、バーバラの演じた 強気キャラ がスカッとさせてくれる!!


ラストは、
ある者に対してのブラックなオチが用意されていた!

74分、間延びせずテンポ良く展開。
作風は、クライムとコメディの真ん中でドライ。


ビンタレベル
男もぶっ倒すバーバラの、
★★★★☆
こぅ

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