なんか体制側と反体制側のどっちもの意見に共感できて、すごく複雑な気持ちで観ましたが、めちゃくちゃ心揺さぶられた。
マトリックス（支配）は、人類が暮らしやすくするために作られたもの。たしかに法や倫理や規則がないと、秩序が保たれない。でも、逆にそれらによって思考や行動が制限されることもある。
自由と不自由、支配と被支配、アナーキー、権力、信仰など、色んなテーマがふんだんに盛り込まれていて、楽しかった。こういう雑多なテーマで脳みそをかき混ぜて固定観念にヒビを入れるような作品が、私は好きなのです。村上龍しかり、安部公房しかり。
「無知は幸福だ」ってセリフ、劇中はそれな！と思いつつ、視聴後は他人事じゃないなあと思いなおす。現実を知る覚悟があるか？と自問し、「現実は疲れるしちょっとつまむ程度でいいかな〜」と思ってしまいました。ヘタレ小僧です。
信念を!!
