ジョン予習として再見。二十年前だから、パソコンも分厚く、プッシュフォンは有線、何よりもおデコが隠れてるキアヌ超美形。
仮想現実とリアルを移動するのが電話線のネットワークというのが時代感だが、SF 的発想が素晴らしく中身が古びていない。むしろAIが人間を地球上のウイルスと見なしたら、マトリックスに持ち込むのが、残念ながら最善解かも。
闘いはカンフーだったり、預言成就が眠り姫だったり、動きにくいロングレザーコートだったり、とりあえず監督二人が好きなテイストを入れ込み少年漫画風でもある。しかし、やはりネオ覚醒の名乗りはカッコいい。
キアヌにはブッダとか、純粋で超越的存在がよく似合う。あれだけのスターなのに、欲もなく孤独を愛し、何故か、もの悲しげな…。ネオがキアヌだから、説得力があるんだろうね。
エージェントスミスが、どうしてもプリシラに見えちゃって。