このレビューはネタバレを含みます
真実とは、リアルとはなんなのかを、問いかけるSF。今見ても,古さな感じないというか,スタイリッシュすぎて、かっこよさをいまだに感じる。
キーアイテムとしての電話が効いている。公開された当時はまだネットワークといえば、電話(有線)のネットワークというイメージも強かったのだろう。今見てみるとそのノスタルジーも相待ってカッコよく見える。
ネオは預言者に救世主ではないと示唆知れるのだけれど、その後に、おそらく来世かもと言われる。これが、実は最後の復活の伏線となっている。何か待っているかもとは、愛を待っており、トリニティの愛によって、復活して、救世主としての人生が始まる。
ゴリゴリのアクションSFと見せながら、結末には恋愛を持ってくるあたり、ハリウッドのエンタメ性の高さを実感させる。
しかし、映画のエンディングとしては、マトリックスの崩壊まで行かずに、救世主の誕生で終わってしまっている。ただ、エンディングのシークエンス、音楽の入り方はかっこいい。