Automne

渚のシンドバッドのAutomneのレビュー・感想・評価

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)
4.7
ひりひりとずっと痛かった。傷ついた魂どうしの言葉にならない関係性が美しい。
まるで最後に残った純粋性の砂の城を崩されないよう守るみたいに、強がって、今にも消えてしまいそうなくらいに、儚い。
『台風クラブ』の正統な血を継いでいる感じがした。アクションワンカットの動線としては相米慎二に敵わないけれど、フィックスの構図、イマージュ=時間の徹底した空気感や存在の切り取り方は古典映画並に素晴らしい。あゆの存在感は『17歳のカルテ』のアンジー並みに優勝❣️
傑作です。
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