ゑ

渚のシンドバッドのゑのレビュー・感想・評価

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)
4.7
愛おしい、なにこの映画😭切ない。90年代の作品って登場する小物や風景、髪型とか色々ノスタルジックだけど、撮影技術や音にも時代を感じてたまらない。おすすめしてた人が登場人物が愛おしくなる映画だって言ってたんだけど、本当にその通りだった。不器用で愛おしい、人ってこうだよね、みんな抱き締めたい。90年代に学生で過ごしてみたかったな。
てかテーマ重い。男とか女とかそんなんどうでもいいよね。好きだとか愛おしいだとかに、性別も年代も何も区別なんてないってことを改めて感じるような映画。女だから、男だからっていう括りに縛られてるのは窮屈だよね。人が愛おしくなる、周りの人を大切にしたくなる。感情を揺さぶられるこういう映画もっと沢山見たい。
最近人から教えてもらった映画を見ることが多いけど、映画が本当に好きな人から教えてもらうものは外れがないな。90年代の映画もっとみたくなった!

「吉田がどんな風に人を好きになるのか見たかったんだ」
「あたしが男でも好きになった?」
「あたしが男でも寝れる?」
「あたしのこと好きになったんじゃないよ、あたしが女だから好きになったんだよ、やりたいだけだよ」
でもこれの証明って難しくない?女だから好きって薄っぺらいよねー、根本的な部分を好きだと言ってくれないと。自分が宇宙人になっても猫になってもたんぽぽとかになっても中身が私なら好きだっていってくれないと嫌だな
ゑ