うりぼう

隠し砦の三悪人のうりぼうのネタバレレビュー・内容・結末

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「午前10時の映画祭11」

改めて観ると面白い。大量の敗残兵が城の地下へ埋蔵金探しに落とされるシーン、その囚人たちが逃げ出すシーン。坂を大量の人間が動く時の迫力が凄い。

コンビの二人もやたら坂を登り降り、滑りながらで大変だったと思う。

火祭りのシーンは、モスラの原住民の踊りに通じ、異国の雰囲気。

理屈なく楽しめる時代劇で、金にしか興味のない二人の悪人、それを出汁にタダ働きさせる侍の悪人。裏切りゴメンの彼だけが、いい人に見えるのが不思議。

姫を隣国へ逃がすため、次々と起きる難題を機転で乗り越えて行く、よく出来たストーリー。姫の一本調子のセリフが、その存在を際立たせている。
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