このレビューはネタバレを含みます
「午前10時の映画祭11」
改めて観ると面白い。大量の敗残兵が城の地下へ埋蔵金探しに落とされるシーン、その囚人たちが逃げ出すシーン。坂を大量の人間が動く時の迫力が凄い。
コンビの二人もやたら坂を登り降り、滑りながらで大変だったと思う。
火祭りのシーンは、モスラの原住民の踊りに通じ、異国の雰囲気。
理屈なく楽しめる時代劇で、金にしか興味のない二人の悪人、それを出汁にタダ働きさせる侍の悪人。裏切りゴメンの彼だけが、いい人に見えるのが不思議。
姫を隣国へ逃がすため、次々と起きる難題を機転で乗り越えて行く、よく出来たストーリー。姫の一本調子のセリフが、その存在を際立たせている。