だい

隠し砦の三悪人のだいのレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
1.4
なんだろな、少なくともぼくには合わなかった!
面白ポインツが見つからなかったわ…



そもそもで言えば、
秋月ってくらいだから九州の話かなとか思ったけど、
戦国時代に山名家が九州に進出したことないよなぁ、
とかいろいろ考えちゃって、
完全に架空の設定なら、
それはそれで有名な戦国大名家の名前使わないでほしかったとか何とか。

国元がどんな状況なら、
百姓があんなことすんだよ!とか、

あんな簡単にあんなことで主家を裏切る侍がいるかよ!とか、

そういうの気になるタイプの人には向かないかもだわ。


筋書き的にはわりと普通の時代劇。
TVの時代劇と大差ない。
世界のクロサワだけあって絵作りはきちっとしてる。

ただ、太平と又七の狂言回し的なキャラクターがぼくにはわりと不快だったので、
こういう部分も好き嫌い別れる気はするわ。



ちなみに雪姫役の上原美佐はめっちゃいい!
演技が上手いわけじゃないんだけど、
逆にその少したどたどしい感じが、
世間知らずのお転婆姫が非日常の危機に面して振る舞う強がり感、
そういうものをナチュラルに醸し出していてハマり役だったな!

Wikiによると、
「自分には才能がない」と言って2年で女優を引退したらしいけど、
その潔さもまた劇中の雪姫っぽいから、
キャスティングした人が天才だったんだな。
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