御朱印帳

隠し砦の三悪人の御朱印帳のレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
3.5
スターウォーズの原点がここにあるというキャッチがコピーを見て鑑賞。

隠し砦に匿われた秋月家の世継ぎ雪姫と三船敏郎演じる真壁六郎太など家臣に身分を隠して守られて、百姓の太平と又七とともに敵中突破を図り、騙し、騙され早川領を目指すというロードムービー 的要素とアクションが織り混ざる時代劇。

確かに、勝ち気な雪姫はレイア姫、太平と又七はC3PO とR2D2と、真壁六郎太と田所兵衛の槍対決のシーンはライトセイバーでの対決シーンがゆっくりとした間の取り方を取り入れ、大群衆での戦闘シーンはストームトルーパーの大群衆シーンのもとか。重厚な管弦楽に乗せた映像は印象に残る。

金の延べ棒を仕込んだ薪を炎の中に放り込んみ、「人の命は火と燃やせ」と群衆が狂おしく踊る火祭りのシーンも印象的。

身分を隠しておいて、最後に高い身分を明かす...というのも遠山の金さんの元ネタか。
奇岩が切り立つ兵庫県六甲山系の蓬莱山の風景もなかなかお目にかかれない舞台。

1958年、昭和33年当時ににジョージルーカスに影響を与える。この黒澤映画が無ければスターウォーズはあり得なかった。
すごい。
御朱印帳

御朱印帳