もちお

隠し砦の三悪人のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 リメイク版は未見です。

 面白かったです
 ただ、乗れないところもありました。

①良かったところ
・侍大将
 あふれでる只者じゃない感。
 隠しきれない風格がありました。
 そこが好きです。
 特に馬で敵兵を追いかけるシーン。
 圧巻でした。
 両手で刀を構えたまま、馬で疾走する姿。
 驚異的でした。

・姫
 鋭い目力。
 確かな存在感でした。

・火祭り
 勢いがありました。
 火や人の熱気が伝わってきました。
 楽しげな姫も良かったです。

・敵方の裏切り
 侍大将の宿敵にして盟友。
 そんな彼が味方になってくれる展開にグッときました。
 付いてくるよう求める姫が熱かったです。

②気になったところ
・上映時間が長め
 先に『用心棒』と『椿三十郎』を観ました。
 どちらも2時間に満たない作品だったので、2時間を超えている本作は長く感じました。
 お百姓さん2人の仲違いや暴走が何度も描かれるので、少し飽きてしまいました。

・終わり方
 金貨1枚をお百姓さん2人が渡されるわけですが、穏やかに終わっていくところにモヤモヤしました。
 散々2人の対立が描かれていたので、急に物分かりが良くなっても飲み込めなかったです。
 ネタばらしで感銘を受けたのかもしれませんが、好きな終わり方ではないです。

③まとめ
 気になったところもありますが、好きなところもあります。
 観て良かったです🙇‍♂️
もちお

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