kazu1961

隠し砦の三悪人のkazu1961のレビュー・感想・評価

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)
4.0
「隠し砦の三悪人」
1958/12/28公開 日本作品 2017-193
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1960年代以前ランキング45位 再鑑賞

黒澤監督作品の中でも特に娯楽性の強い作品であり、ワイド画面を活かした迫力ある映像と、ふんだんに登場するアクションシーンで、ダイナミックに描かれた娯楽大作となっていますよね。
ストーリーは単純明快そのもので、主演に上原美佐という全くの新人を大抜擢して演技経験の全く無い彼女を黒澤映画の主演に据えることで個性的で印象深い姫を創り上げることができました。
また、ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望」のアイディアは、この映画を元に考えられたと監督自らが回想しています。姫を救うという流れ、冒頭シーンとラストシーンの類似、レイア姫の男勝りの性格や行動には雪姫の影響がある。狂言回しの百姓コンビの太平と又七は、C-3POとR2-D2のモデルとなったなど多くの部分で影響を受けてるそうです。
黒澤監督ファンだけではなく、スターウォーズファンも必見ですね!!

黒澤監督初のシネスコープ作品。戦国時代、敗軍の大将真壁六郎太が、世継ぎの雪姫と隠し置いた黄金200貫とともに敵陣を突破し、同盟軍の陣内へ逃亡するまでの脱出劇。難関につぐ難関、次々とと襲い来る絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けるアイデアの数々は、黒澤ほか三人の脚本家により練り上げられたもの。スリルとユーモアにあふれた、痛快娯楽時代劇の傑作巨編。
kazu1961

kazu1961