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囚われの女のrのレビュー・感想・評価

囚われの女(2000年製作の映画)
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ひとの感情を勝手に推し測り、妄想を爆発させる男、、、相手の全部を知りたがる人間、ほんとに好きになれない。自分以外の人といる時の相手が自分といるときと違うからってそのどっちかが嘘って訳じゃない。見えていないほうが真実なのかもって不安になる気持ちもわかるけど、そんなことって絶対ない。相手と私にしか感じ合えないことは関わるひとの数だけある。知らないことがあったり、入り込めない部分がある人が魅力的に見えるの滅茶苦茶わかる。同じ人間じゃなくて、違うから惹かれるんだよね…
自分を見てない瞬間(一人の時、友人といる時、寝ている時)ばかりに愛を注いでいるところもほんとに最悪だな〜・・・幻想だけが好きなの?
男の脳内の混乱が見えているかのような、家の不思議な動線や部屋の移動が面白かった。あと、出てくる女たちの容姿が本当に美しくて…ずっと見ていたい。
なんか、わ〜この映画好きだ!となる映画で大体似たような感想になってしまい、偏りと思考の浅さを感じる、、反省
言って欲しい答えが明白な質問をされるほど冷める瞬間ってないし、信頼も無くなる。
窓越しに歌うシーン最高だったな、、、
風景、家具、服、どれも色も形も本当に美しい………アケルマン大好きだ~
所々でロベールブレッソンのやさしい女を思い出した
原作がプルーストの失われた時を求めての中にあるとのことで、ずっと前に購入し、家のどこかに眠っているので早々に探して読みます
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