お転婆な王女メリダは結婚を迫る母親にうんざり。
そんな中で森の魔女に魔法を託してしまう。その結果母親は熊に変身。
期限は日の出までで、メリダは母親を元に戻すため奔走する。
スコットランドが舞台であり、バグパイプの音色が新鮮な響きをもたらす。
お転婆だけあり、男に助けを求めない部分がこのヒロインを面白くしている。
ただし物語は至って平凡であり、ディズニーが喜んで作りそうなタイプなのが評価を下げる。
子供時代から弓矢を重要なキーポイントに置いているが、結果的にはほとんど触れぬまま。使う場面も少ない。
そもそも弦を暖炉で焼かれたはずだが、いつどこで修復したのか?
監督交代がこういう伏線の矛盾を作ったのだろう。