大作刑務所ヒューマンドラマ
とにかく完成度が高い
映画のあらゆる要素が詰まっているような映画で、終始退屈することなく楽しめた
話の展開は重たく暗い雰囲気だが、ビールを飲んだり音楽をかけたりというような救いを得られるシーンがあって、刑務所の閉塞感や絶望感が和らいでとても心地よかった
物語はレッドの俯瞰的なナレーションで淡々と進んでいくが、そのぶん一気に盛り上がる終盤とラストの解放感をしみじみと味わうことができた
観る前にハードルが上がりきってしまう映画
それでもガッカリ感はまったくなくて期待どおりの満足感だった