黒曜石の下、掘り出したところからエンドロールまで嗚咽。
久しぶりに“映画”を見た。これが“映画”だと思い出させてくれた。
長期休暇あるある昼夜逆転、年末特番のためにHDDの容量をあけるか、と録画して放置してた名作を見ることにした。
最初から何故か目が離せずそのままずぅっと夢中で見続けた。
序盤は『Dr.STONE』を思い出し、一芸は身を助けるな、何か身につけないとと思ったり倫理的にどうなんだとか毎度お馴染みのつぎはぎのこまっしゃくれた思考が頭をよぎったけど、そんなものにつけ入る隙を与えない程に画面全体に凝縮されていた。何が。人生が。
言葉で言い表せれない。
圧倒的なものを感じた。
普通に、ティムロビンスとモーガンフリーマンの顔の筋肉の使い方の演技が尋常じゃないくらい上手いとかそういう感想もあるけれど、技巧的な感想を抱くのを凌駕する、人の心を揺さぶる圧倒的なエネルギーとパワーを浴びた。これが“映画”だよ。
マジもんの名作って存在するんですね…久しぶりに浴びました…。
映画好きの人が好き、とかマニアならわかる、とかじゃなくて生きてる人間みんなわかりそうで凄い。この映画すごい。