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ショーシャンクの空にのopokoのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
5.0
2024/01/25視聴、U-NEXT

初めて勤務先で映画の話をした際に出てきた作品の鑑賞。
最近の仕事で上司になった方を交えた飲み会で映画の話になった際、学生時代レンタルビデオ屋店長だった上司が、今までのベスト1がこの作品。いまだにこの作品を超えるものがないとおっしゃっていたので、さっそく視聴。

上司から「刑務所」「脱獄」とだけ聞いていたが、語彙力が乏しくて悲しいくらいですが、マジで良かった。
心の震えと涙が止まらない作品。

ティム・ロビンス演じる有能な銀行家アンディは、妻の浮気を見咎め、妻と愛人を殺害した容疑でショーシャンク刑務所に収監され、他の囚人たちとの関り、諍い、環境の改善を行いながら、刑務所長他職員たちの税務処理、所長の脱税対応を行う。囚人の中でも特に、モーガン・フリーマン演じるレッドと懇意になる。。。。。
(デフォルトの ティム・ロビンス初見です)

インテリであるアンディが、税務知識を刑務官に伝えたことがきっかけに所長、刑務官に利用されるが、代わりに彼の粘り(6年!)強い働きかけで図書館がレベルアップしたり、刑務所にカルチャーを運んできたことでそこにかかわる人々全ての心が豊かになった。

そして、フィガロの結婚のレコードを大音響でスピーカーで流したり、インテリだからかもしれないが、新しい風を持ってきているところがぐっとくる。
音楽は記憶することで、誰にも奪われない!

脱獄については、少し前に見た「アルカトラズからの脱出」と似た手口ではあるが、本作は脱獄してからの話があり、銀行家ならではのあっぱれな手法と、レッドを待ちながら新しい世界に向かっていくのは、観終わってから胸がそわそわし自然に涙があふれてきた。

レッドも仮出所で挫折しそうになるが、アンディとの約束を守るために、アンディのもとを目指すことで、結果として新しい人生が開けていく(仮釈放取消だけど)。
本作は、レッドの回想のような語りを多用しながら話が進んでいくのも、過去を振り返りながら、当時の思いや事実を語っていくのは、私は初めて見た作品のパターンかもしれないが、レッドが元気でいて語っている姿を想像できた。

モーガン・フリーマンって、アメリカ版柄本明だな。
かなりいいとこ持っていく。
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