せみ多論

ショーシャンクの空にのせみ多論のネタバレレビュー・内容・結末

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

二点ほど、自分の見落としなのか、もう一度確認しようと思っていますが、腑に落ちない点がある。
主人公の冤罪は証明されて無罪と判明したのか。
主人公は脱獄囚となったのか。
この二つが気がかりで、判然としないことであまり気持ちよく終われなかった。単に自分が見落としただけかもしれないので、もしそうであったら本当に申し訳ありません。ですから個人的にすごく期待をして観たので、現時点では拍子抜けだったという感は否めない。
希望を捨てない主人公が周囲を変化させて、事態を好転させていく、ここはもちろん素敵だと感じたし、屋上で飲むビールのシーンはとても印象的だった。塀の中で生きることしかできないという囚人たちらの表現もセリフも、確かに印象に残ったし良かった。
ただ主人公の冤罪に関しては何かしら清算されてよかったのではと考えてしまう。
下水道を抜けたシーン、海辺でレッドと再会するシーン、とても素敵なシーンではあるのに、自分にはアンディの二人を殺した脱獄囚という状況は、どうなっているのかと、頭に残ってしまった。
だからすっきりとしないし、正直カタルシスのようなものも感じなかった。
なので自分の理解力のなさを補うため、また見直してみようとは思う。現時点では、期待していたほど良いものではなかった。
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